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お知らせ,清水さんのそば打日記

平成19年6月8日

昨年4月、恒例の近所の親睦会10人の集まりの中で「来年は僕がそば打ちをやる。」と宣言し、自分にプレッシャーをかけてしまいました。今年になり、だんだんと気持ちが昂ぶってきました。そしてそば教室と家でのそば打ちの実践を1月から月に3回ほど弟と一緒にやり始めました。やはりやるからにはダシも作らなくてはならないと思いました。正直なところ、自分は料理は全くだめでインスタントラーメンくらいしか作られないのが実情です。

そこで料理の本を買い込み、参考にしてダシをとってみました。本がえし(醤油、味醂、砂糖)とつゆ(椎茸、昆布、丸節)を調合しました。最初のダシを知人に試食してもらったところ、辛いといわれました。確かにかなり辛い。と思い、常連客として通っている蕎麦屋の店長にダシのヒントを聞きました。醤油と味醂の割合を変えてみたところ、甘くなり比較的評判がよく、これならいける。と自信がわいてきました。

いよいよ4月に近づきそば打ちの日が迫ってきましたが、腕前の方はいまいちでした。

こね鉢3年、延ばし3ヶ月、包丁3日。といわれているそうですが、やはりこねるのは難しいと思います。

器はざるそば用10個とダシ用カップ10個を百円ショップで買い揃えました。親睦会の前日は緊張と不安で、まるで小学校時代の学芸会前夜のようでした。妻が「明日は弟に手伝ってもらったら?」といいましたが、「自分でできる。」と言い、断りました。

そして当日、夕方5時から会が始まるのですが、3時に公会堂へ行き、そば打ちを始めました。10人分くらいなので3回打ちましたが、幸い仲間にも手伝ってもらい、何とか出来上がりました。やはり最後の延ばしで長方形の形を上手く作ることができませんでした。が、その後で皆さんに「これは美味しい!!」と喜んで食べていただきました。

実感としてそば打ちとは目的があって、苦心があり、努力があり、そして自分自身の向上につながるものかなと思いました。

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